引退パフォさんから聞いた話をご紹介する前に、その前提として幾つかお話しておこうかと思う。
一歩間違うと How To になってしまうので、そうならないよう、普通に考えればこういうものじゃないですか?ってことで話を進めたい。
まず、このカテゴリーを書き始めた時にも一度述べたが、
お金が介在すること。この意味は大きい。パフォと会員の相互にある種の“負”のイメージが付きまとうことになる。はたでその様子を傍観するだけの者の眼には尚更だし、当事者間においては錯誤を生む火種となる。
これについて具体的に書いてみようと思う。
そもそもパフォの女の子たち(パフォに限らないが)は、
金を出してパソコン上で女の子とおしゃべりしようとする男、及びそういう形でしか女の子と関われないような男など好きじゃない。
彼女たちだって会員の全てがそういう男でないことは知っているが、先入観として警戒心として、そういう目で会員を見がちであるのは間違いない。
自分の彼氏にライブチャットをやっているような男は選びたくないだろうし、自分の彼氏にライブチャットなどやって欲しくないと思っている(くれぐれも言っておくと、全ての女の子とは言っていない。そういうものじゃないですか?ってこと。)。
どうも会員は“自分がはたからどう見られがちなのか”について認識が足りない。
会員は会員で、顔を晒してチャットで高い分給を稼ぐ女の子たちをどこかしらで蔑視している。だから自分の思い通りにならないことがあると、女を物としか見ていないような失礼振りを発揮する。
女相手にしょうもないことで逆ギレし、俺は客だぞとばかりにぞんざいな口をきくのもその表れだし、最もひどい典型がエロ会員だ。
風俗系のお客にはこの手の男が多いわけだが、その意味ではパフォの女の子たちも“自分がはたからどう見られがちなのか”について認識が足りない。
パフォと会員の関係はゼロではなくマイナスから始まる。
特に会員側はそう心しておかなければならないと思う。たとえネット上だけでも女の子たちと仲良くなりたいと思ったら、まずは彼女たちの先入観や警戒心を解かなければならない。
真面目なところがあって、信頼できそうで、しかも面白い。彼女たちがそう感じてくれてやっとプラス・マイナス・ゼロ。
いつもちょっとエッチな話で笑わせてくれる会員さん。でもそれしかない男だとしたら、彼女たちに警戒心は残るだろう。自分の話にいつも笑ってくれる。それだけで彼女を理解したような気になってはいないだろうか。
お目当ての女の子がインしてくるのを今か今かと待ち伏せする会員がいる。
その熱心さに女の子が感激してくれると思うらしい。信じられない話だが、本当にそう思っている男が多いのだそうだ。
全く間違っている。逆効果だ。女を知らな過ぎる。
毎日インした途端に同じ男がドナ(入室)してくる。最初のうちは『淋しい男だな。』と感じ、次に『迷惑だな。』となり、最後は『気持ち悪い。』これがパフォさんから直接聞いた感想。
そして、他の会員さんと話す時間がなくなり『つらい』と愚痴ることになる。
驚いたことに、ある程度人気のあるパフォさんなら、ほとんどが経験している。
もっとひどいのになると、何時にインして、1回目のドナが何時から何時まで、2回目、3回目は・・・というようにチェックしている男までいる。その挙句に「随分長いチャットだったね。」とジェラシー発言。もう立派なストーカーだ。
こんな男を友達にする女性がいるならお目にかかりたい。
自分のお気に入りの女の子は今インしてるのかなと気になりだし、チャット中が多くなると心穏やかでなくなり、他の男に先を越されたくないと思い始め、そのためには彼女がインするのを待ち伏せするようになり、彼女にとって他の会員とは違う特別な存在でありたいと願う。
きっかけはちょっとしたことだ。
用心、用心。この迷路にはまった男こそパフォの女の子たちに最も嫌われる。
『あまりのめり込むなよ。』
という前提をお話した上で、次回はお約束のエピソード。