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Everyday I Have The Blues

いつ死んでもいい人

またもや昔話。
中2の時の同級生。一度も女性を意識したことのない相手。お見合い結婚後、一人で実家に帰ってきた時(出産のためか?)に電話をくれた。25歳だった。

「あぁ、この人はいつ死んでもいい人なんだな、って感じてた。」
今ひとつ意味が呑み込めなくて、当惑。、、、自殺ってことか? それはあり得ないけどな。、、、、、

「なんでそう感じたわけ?」
「はしゃいでいたかと思うと突然ふさぎこむ。そういう時は全くの別人で、とても話しかけられなかった。自分じゃ覚えてないかもしれないけど、そんな感じだったのよ。」
「初耳だな、それ。」
「こつこつ勉強する努力型じゃなかったよね。宿題だってろくにやってこなかったし。かといって、不良なわけでもない。」
「怠け者ってことだな。」
「なんかね、他の子とは違うこと考えてるって感じだった。みんながテストの点数や内申書を気にしている中で 『そんなのどうでもいいや』 みたいな風で。それでも★★高校入っちゃうわけでしょ。その落差が不思議だった。」
「もっと真面目にやってれば●●高校入れたのに、とは言われたよ。でも、虫が好かないから、あそこ(笑)」
「ほら、そういうとこだよ。そういう言葉が負け惜しみに聞こえないのよ。そこそこの成績とってて受験を真面目に考えてる子達ってさ、先生にも従順だし、少しでもいい学校、って考えるわけじゃない? だから、この人、自分のこと大事じゃないのかなぁって思ってた。 」

さすがはこいつ。よく見てやがる。痛いとこついてくる。
「、、、ほらさ、中2の時アンタと一番仲良かったじゃない? 不思議だけど、男女ひっくるめてクラスで一番仲良かった。こないだ、◆◆さんにも 『いつも二人でしゃべってて』って言われたよ。」
「うん。」
「卒業後に付き合ってたら、ことによっちゃ今頃結婚してたのかもな。(笑)」
「面白かったかもね。」


もし、こんな彼女に 『いつ死んでもいい人』 という印象を与えていたなら、それはあいつが原因だ。
好き勝手滅茶苦茶やって、さっさとこの世からおさらばしたあいつ。


私の父親だ。

つづく
by junec1 | 2007-10-23 10:33 | 自分のこと
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