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Everyday I Have The Blues

Rain On Me

11時近くにニューキャッスル駅到着。
ホテルのチェック・インまでにはまだ間がある。とりあえずスーツ・ケースをどうにかしないと身動きがとれない。日本のようなコイン・ロッカーはありえないが、大きな駅には必ず荷物預かり所があるはず。えーーと・・・・あったあった。ホームの奥にかなり大きく手書きでLeft Luggageの表示。
「一日★ポンド(幾らだったか忘れた)だよ。それと、安全のためにカバンの中身を必ずスキャンさせてもらわなければならない。OKか?」
「問題ない。」
ということで身軽になった私は、どうしたものかとしばし思案。外は小雨。折りたたみ傘を持ってはいるものの、どうも活動的な気分にはなれません。

そうだ、今夜のコンサート会場はこの駅の近くにあった。時間があるうちに場所と所要時間を調べとこう。・・・そう、実はこれってとても大事です。不慣れな土地ですから道順を覚えておくに越したことないんです。気持ちにゆとりができますから。
地図を見て道順を試行錯誤しながらたどり着きました。すんなり歩けば駅から15分ぐらい。その時撮った写真がこれ。
Rain On Me_b0028912_17194638.jpg
駅へ戻った時間がちょうど12時ぐらい。まずいことに雨が強くなってきました。街をブラブラする気でいたんですが、ちょっとこの雨じゃ。空腹になっていたんで、とにかく何か食べようと。駅舎と道を挟んだ向かい側にパン屋を発見。結構混んでるからもしかしたら旨いのかもしれない。ってことで、大急ぎで道を横断。
イギリス、パンだけは食えます。物によっては日本より旨いです。少なくとも、アメリカのあのパサパサしたパンとは比べ物になりません。
かなり大き目のパンを3つほどみつくろってレジに渡そうとした時、私のその腕と後ろにいたお客の体が触れてしまいました。“カリッとベーコン”挟んだパンが店内の床に。その隣にいたお客が拾い上げてくれ、「床に落ちちゃったよ。これはダメだね。」とレジの店員に。店員は私に「いいよ、いいよ。」と言ってくれましたが、「ちょっと待って」と私。同じパン一つともう一つ違うパン選んでレジへ。謝罪とお礼の意味込めてね。レジの店員にっこりしながら私にウィンクしましたよ。
駅の人気のないほうのベンチに座って食べたんですけど、とにかく寒くて参りました。向こうの大きめな駅はどこも風の通り道みたいな造りになってるんで。でもね、パンはどれも (゚Д゚ )ウマー でした。

街の散策をあきらめた私は、コーヒー・ハウスで時間をつぶし、スーツ・ケースを引き取った後、地下鉄に乗りました。ホテルは二駅離れてます。チェック・インの時間に合わせたつもりだったのが失敗。
地下鉄の駅を出るとそこは住宅街でした。駅前にタクシー乗り場もない。600メートルぐらいだからと雨の中を歩き始めたんですが、どうも変。またやったかと思いつつ白人女性を呼び止めて道を聞くと、「これ道が一本違ってる。そこの先を左に曲がって真っ直ぐ行くと行きたい道にぶつかるわ。」とのこと。・・・日本じゃ方向音痴じゃないんだけどなぁ。・・・
やがて地図上の赤丸にたどり着いた私。ところがホテルなんてない。影も形もない。これには参った。・・・要するに地図サイトは絶対じゃなかったんです。
ぐるぐる歩き回った挙句、とにかく一番近くの大きい道に出ようと。そして、そこを歩いていた女性にプリントした紙を見せ「このホテルを知りませんか?」と聞きました。彼女は「んー、ごめんなさい。知らないわ。そこにホテルがあるからそこで聞いてみれば。」という返事。この際なりふり構ってられない。濡れた体でフロントへ行き、そこの奥さんに図々しくも「道に迷いました。このホテルをご存知ないですか?」と質問。「あぁ、それならそこの道を渡ってすぐよ。うちの斜め向かい。」
(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ- 助かったぁ 「Thank you so much」

THE FERNCOURT HOTEL。ホテルといっても昔ながらのアパートを利用した感じの建物で、イギリスによくあるBED & BREAKFASTでした。最初に応対に出たおばぁさんがとぼけた人で、日本の住所以外にイギリスの住所も書け、と言う。そんなものあるわけない。すると「貴方どこから来たの?」ときた。「ですから日本。」と答えると、「あらま。」 海外旅行の客なんか泊めたことないんですね、ここ。何しろ田舎のニューキャッスルですから。それもBED & BREAKFAST。ま、自分でホテル探しすると、たまにはこういうことあります。でも私、こういうの楽しんじゃうほうなんで。ただこのおばぁさん、ニューキャッスルの訛りがきつくて参った。何しゃべってるか ようわからん。
迷ってしまったせいでとにかく時間がない。濡れた体をあわててシャワーで洗い流し、この夜のコンサートに出かけたわけです。

さて、次回はニューキャッスル・コンサートです。
by junec1 | 2004-09-26 19:31 | 海外旅行・ニューキャッスル
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