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Everyday I Have The Blues

ROBERT RANDOLPH AT THE SECC

ROBERT RANDOLPH AT THE SECC_b0028912_18203416.jpg大抵の場合、お客さんは前座に期待などしていません。トイレ・タイムだったり、グッズ買うのに忙しかったり、たとえ座席に座っていてもまともに聴いてなかったり、ひどいのになると “7時にコンサート始まる? じゃ8時に行きゃいいや。”ってな調子。

前座に立つミュージシャンにも二つのタイプがあります。大物の前座であってもマイ・ペース、取り立てて張り切るわけでもない淡々型。EC 2001年ツアーでのDOYLE BRAMHALL Ⅱがこれで、案の定ECファンには評判がよろしくなかった。その冷たい反応にはちと可愛そうだなと思ったものです。
逆に熱血型というタイプもいて、せっかくのチャンス、いいとこ見せてやろうぜ・・・と、与えられた短い時間に全力投球。これに技量が伴っていると思いもかけなかった歓声を浴びることになります。その昔には前座がメイン食っちゃって、それを契機にスター街道、なんて伝説も。
このツアーでのROBERT RANDOLPH & THE FAMILY BANDは明らかに後者の熱血型。まったくの手抜きなしに約30分。聴く気もなかったECファンたちの視線と耳を釘付けにしました。ペダル・スチール・ギターでこんなに熱い音楽できるんだぁと誰もが驚嘆。ブルースに根ざしながらもそれだけに留まらない音楽性。ジャズや教会音楽あたりの影響も大で、それでいてジミヘンやツェッペリンまで飛び出してくるんだからたまらない。インストのVoodoo Chileが始まった時にゃ、イェーィ!!ってそりゃぁ大騒ぎ。
メンバー個々の技量とフィーリングがベスト・マッチのバンドってなかなかないですよぉ(その恐ろしいまでの証明を後日のシェフィールド公演で見せつけられることになるんです。)。メインのECが毎日同じセットリストだったのに、この前座は日によって演奏する曲目変えてましたからね。一躍私のお気に入りバンドとなったわけです。
いゃぁーーーー得した気分。ヽ( ´ ▽ ` )ノ

さて、次回はいよいよ御大ECの登場。
by junec1 | 2004-09-24 19:37 | 海外コンサート R RANDOLPH
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