Everyday I Have The Blues

カテゴリ:映画( 24 )

映画ブログ

さて、映画ブログ始めました。
何でもできそうなFC2にしました。
こちらをクリック

ここに書いていた映画記事の転載(訂正、加筆、削除)を終えて
いよいよスタートです。
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by junec1 | 2006-06-22 19:28 | 映画 | Comments(0)

悲劇のカタルシス

どこのブログにしようか思案中。
これだけあちこち乱立状態だとなかなか決められない。
拡張性が高く、それでいて重くないブログ。
どこかご存知ありません?



香港映画といえば、宇田川幸洋さん。信頼するに足る映画評論家のお一人。
「いやはや全くその通り」のネット原稿があったので、その一部を以下にご紹介。

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 そうした、ハリウッドの異端的な要素をはらんだ、ふかみのある、知的な作品を、着実につくりつづけてきた映画作家クリント・イーストウッドだが、この「ミスティック・リバー」ほど、すくいようのない、悲惨なストーリーを映画にしたのは、はじめてだ。そのストーリーをえがくタッチも、すこしの甘さもない、きびしいものである。

本格的な悲劇の格調の高さをもった映画。
甘い映画ばかり見ていると、悲劇の感動をあじわえないほど舌がバカになる


 このすくいのなさから、この映画をきらう人もなかにはいるようだ。雑誌で、いくつかそういう意見を目にしたことがある。まんがで映画評をかいている、あるまんが家は、なんでこんな映画をつくるんだ、とまで言って拒絶反応をしめしていた。
 映画は「愛」とか「夢」とか「勇気」をかたって、見る者をいい気持ちにさせてくれるものだという映画観の人が、このごろは多いように思う。まるでリフレッシュのための実用品あつかいだ。ハリウッド製造の人口甘味料の毒に骨がらみにされているのではないか。
 すくいようのないはなしをえがいて、しかし、そこにカタルシスがある。「ミスティック・リバー」は本格的な悲劇の格調の高さをもった映画である。甘い映画ばかり見ていると、悲劇の感動をあじわえないほど舌がバカになるのかも知れない。それこそ、すくいようがない。


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私の映画ブログ記事を遡っていただけたら、と思う。
あまりの相似に痛く感激した。

ハリウッド中毒の人たちからは 安手でお気楽なイメージで見られがちな香港映画。
その香港映画の支持者である宇田川さんから 《救いようのないハリウッド・ファン》 へ向けたキツイ一撃。
胸のすく思いだ。

「香港映画にストーリーなどない。」
「香港映画にしては・・・・・。」
なんと偏見に満ちた失礼な言い草。
ハナからなめてるというか、馬鹿にしている訳で。
一体今までに何本観たというのか。
ろくに観ちゃいないからこんなステレオタイプな物言いになる。
明るく楽しいジャッキー・チェンや脱力系コメディーのイメージしか持っていないんだろう。

しかしながら、
実は一方で  香港映画は案外救いがない。
私など、だからこそ惹かれてしまう。
ハリウッドの映画人ならタブーとして承服できない描写がそこかしこにある。
合理を重んじる西洋人には理解しがたい無常観やら死生観やら諦念が私の脳髄を刺激してくれる。
同じアジア人だからこそ身につまされる精神世界と過剰なまでのサービス精神の融合。

しばらくはこれら香港映画の魅力について語っていくことにしよう。



この続きは引っ越し先の映画専門ブログで。

宇田川幸洋さんの原稿全文はこちら。
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by junec1 | 2006-06-15 12:16 | 映画 | Comments(0)

目の前で号泣されても何も感じない。
8ヶ月前が嘘のようだ。
そこまで自分の気持ちが硬くなってしまったのか。
よりどころであった情さえも薄れてしまったんだろうか。




『全女性の涙を誘う・・・・・』
使い古された常套句。
レンタルDVDのお店では韓国コーナーが大きなスペースをとり、
その前には乙女心一杯のおばさまたちがたむろする。
平和な光景。。。。。

私も泣ける映画は観る。
ただし恋愛物や難病物じゃない。
救いのない後味の悪い映画。
涙は出ないが心で泣く。

かなり昔、武田鉄矢氏が自身の少年時代を思い起こしながら、
「子供の頃の貧乏話を面白おかしく話せるようじゃなきゃ・・・・・。」
と語っていた。
生意気ながら言わせていただければ、
そんな貧乏、安手な恋愛物や難病物並み。

思い出すのも苦痛で、口にすると惨めで、泣くまいと思っても涙。




そんな涙であったなら、、、私の心を打ってくれるんだろうか。
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by junec1 | 2006-04-21 11:30 | 映画 | Comments(0)

DVD化計画 (映画編その11)

久しぶりの更新で申し訳ありません。
あたりさわりのない話題といえばこれしかない、ということで。

手持ちの市販LDからDVDへコピーしておきたい映画 (五十音順)b0028912_11344851.jpg
明日なき十代
黒豹のバラード
さらば愛しき女よ
探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!
トゥームストーン
バック・ビート
バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト
ハリーとトント
ブラック・サンデー
ブロードウェイのダニー・ローズ

手持ちの市販VHSからDVDへコピーしておきたい映画 (五十音順)b0028912_11375942.jpg
カムズ・ア・ホースマン(日本劇場未公開)
ホースメン
ボギー!俺も男だ
ホップスコッチ(日本劇場未公開)
マシンガン・パニック 笑う警官

カリスマ(日本映画)


相変わらず人気なさげな映画ばかり。
全て日本では未DVD化。

更新に困ったら手持ちの市販DVDリストをアップしようか。。。。。。。
400本以上あるんで死にますけど。
中にはチャットのパフォさんが娘へプレゼントしてくれたディズニー映画5本も。
そういえば★★ちゃん、お元気ですか? 年下に生まれたかったわ(笑


ここ2ヶ月以上ネットどころじゃなかったわけですが、
先月末から家のネットが光接続になりました。
嵐が吹き荒れる前に申し込んでいたため、今更キャンセルするのも面倒で。
“光だから何なの?”ってのが正直な感想。
オンデマンド TV なんて興味ないし (セールスの電話かけてこないように)。
IP電話はどうしようか・・・・・・。
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by junec1 | 2006-04-14 11:47 | 映画 | Comments(0)

チャーリーとチョコレート工場

夕べは娘に付き合ってこのDVDを観ました。おかげで娘の就寝時間、11時半過ぎましたけど。

b0028912_1254104.jpg我が家には1971年作 『夢のチョコレート工場』 のDVDもあり、娘としてもこの物語は初体験ではありません。両作の共通点やら相違点を見つけながら楽しんでましたね。
彼女の感想としては「どっちも面白かった。」とのこと。

『夢のチョコレート工場』 並みのブラックな笑いは好きなんですけどね。
この話をティム・バートンがどんな風に料理するのか楽しみでもあり、心配でもあり。
「やり過ぎなきゃいいけど」が最大の課題だろうと。

b0028912_12544318.jpgま、いいんじゃないですかね。まさかこの物語で子供の観客層を無視するような映画は作れないでしょう。
この程度の毒ならファミリー・ムービーとしての許容範囲。
その辺が従来のティム・バートン・ファンには何とも物足りないところかも知れませんけど。でも、そもそも細かな分析されたりつべこべ言ってもらうために作った映画じゃないですよ、これ。
商売、商売。ウェルメイドな極彩色ファンタジー。
頭でっかちさんは サヨウナラ。

あ、そろそろ   われに撃つ用意あり その2   書かなくっちゃ。 
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by junec1 | 2006-02-09 12:59 | 映画 | Comments(0)

ビデオとネット時代の映画批評。。。なんてね その2

生意気なこと書きますね。

批評するって作業は、結局自分を語る作業です。
その人の思想や嗜好や知識はもちろん、性癖から生まれ育ちまで明らかになりかねない。
人間としての深さを感じさせることもあれば、その真逆もあります。
シリアスな作品を好むからどうこう、娯楽作品を好むからどうこうってことではありません。
それよりは、ひとつの作品を観てどんな風に話(感想)が膨らむかとか、登場人物の痛みをどこまで感じ取れるかとか。そちらのほうがどうこうではないかと。

(私見ですが)最低なのは、知ったかぶりで口ばっかりの映画通と、理由も語らないまま他人様が作った物を 「つまんない。トホホな作品。」と語るような人。

「どんな感想を持とうが個人の自由。」
たとえその通りだとしても、もしけなすのであれば、ましてそれを他人様に読ませようというのであれば、色々な意味で最低限のレベルが必要だろうと思うわけです。読む人を納得させるための。

何よりも肝心なのは謙虚であること。
「こんなことを言い放てる自分なんだろうか。」という問いかけなしに悪口言っている人の何と多いこと。自分程の評論家はいない、とでも言いたいのでしょうか。

たとえば
『おのが存在証明としての、存在確認としてのSEX』
という命題になんら実感のわかないお兄ちゃんお姉ちゃんに『ラスト・タンゴ・イン・パリ』の批評は無茶ではないかと。

たとえばスティーブ・マックィーン主演という共通点のみで、
「砲艦という言葉にだまされた。アクション映画だと思ったら・・・。同じマックィーンの『大脱走』に比べ・・・。」  というように基本的認識に欠ける悪口。
社会派作品の『砲艦サンパブロ』と娯楽大作の『大脱走』を同列に並べたうえ、全く同じ価値観で両作を比較するという暴挙。これで『砲艦サンパブロ』の価値をおとしめられてはたまったものではありません。

たとえば「日本映画は劣っている。」という自説を正当化するための批評。
洋画ファンに多いですね、このタイプ。
ろくに知りもしない外国への憧れ。それとは裏腹な近親憎悪。
アラ探しして悪口言うために映画を観るなんて、なんて性格が悪いんだ!!
『トレインスポッティング』観て「スコットランドの若者は皆こんななんだろうか。」(んなわきゃない!)なんて言いながら「日本映画はダサい。」とおっしゃる。

たとえば深読みし過ぎて見当はずれの批評。
『ミッドナイト・エクスプレス』をトルコ刑務所の残忍性を描いた社会派作品としたり、
『カッコーの巣の上で』を精神病院の実態映画としたり、
『スラップショット』でのアイスホッケーの扱われ方に不満を感じ、「誤解されるような描き方で残念。」とおっしゃるような生真面目さ(別にアイスホッケーじゃなくてもいいんですもん、この映画。)。

まだまだ色々ありますけどね。それは別の機会に書くとして。
とにかく、こうしたレベルでけなしている批評とか感想ってのは自分の胸にしまっておくべきもので、他人様に読ませるものではないだろうと思うわけです。
ビデオで映画が身近になり、ネットで言いたい放題が可能になったとはいえ、
もしこうした批評とか感想が未見の人の選択行動に影響を与えるとすれば、
それはもはや害毒ですね(笑)

ほら、鬼の首をとったように「観る価値なし。」と言ってる人いるでしょ。
そんなことないと思いますね。
ミソもクソも手当たり次第観てみなきゃ 何がミソで何がクソかもわからない。
「ミソだけ選んで観よう。」なんて、虫が良すぎると思いますが。
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by junec1 | 2006-02-08 11:51 | 映画 | Comments(0)

DVD化計画 (映画編その10)

b0028912_21274666.jpg手持ちの市販VHSからDVDへコピーしておきたい映画 (五十音順)
アウトローブルース
抱きしめたい


2本とも100円の中古ビデオ。拾い物。
未DVD化作品。
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by junec1 | 2006-02-06 21:27 | 映画 | Comments(0)

コールガール

昔TVで観て 「いつかDVDを。」と思っていた映画をやっと買ってきた。
アラン・J.パクラ 監督、ジェーン・フォンダ主演 『コールガール』

なんかですね。最近の映画ファンからは不当な評価を受けている作品です。
彼ら、もう初めから作品の性格理解してません。
あのですねぇ、これ単なるミステリーじゃありませんから。
謎解きなんかより重要なのは、屈折しながら都会で無為な日常を送るこの女性の寂寥感。
これをおもんばかれない人間には一生かかっても理解できない映画。
作り物として面白いかどうか、しか論じないのは何故?
他人の感情にここまで鈍感な人たちが多いわけですか。
b0028912_1131505.jpg
それから、
35年も前の映画つかまえて「古い。」とか「古めかしい。」とか。
^^;
当たり前でしょうに。
まるで批評になってない。
「古い。古めかしい。」って言葉は、最近作られた映画を批判する時に使うべき言葉でしょ?

「新しいものほど優れている。」という価値観に立脚しているような、そういう人の批評なんて耳を傾ける気になれんのですよ。  映画は電気製品じゃないんですから。


この映画を、この女性をわかるようになったら大人。
リトマス試験紙のような作品。 と断言してしまおう。
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by junec1 | 2006-02-02 11:38 | 映画 | Comments(0)

DVD化計画 (映画編その9)

b0028912_23515384.jpg手持ちの市販VHSからDVDへコピーしておきたい映画 (五十音順)
ハドソン河のモスコー(日本劇場未公開)


ハリーとトント LD入手できそう。
夕陽の群盗 録画時にトラブルあったらしく、再生不良。                 アメリカ盤のDVD買わなきゃならない。
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by junec1 | 2006-01-21 23:58 | 映画 | Comments(0)

われに撃つ用意あり その1

b0028912_1432211.jpg長文になりそうなので何回かに分けて書くことに。

いわゆる全共闘世代。かつての学生運動に敗北した彼らの現在を猥雑さあふれる国際都市新宿を舞台に描いた作品。タイトルの響きから新宿で繰り広げられるバイオレンス・アクションと勘違いした方はおあいにく様。それらしき展開を見せはしますが、基本的にはそういう不真面目な映画じゃありません(笑)

原田芳雄演じる主人公が経営するスナック(あの新宿ゴールデン街)が時流に勝てず閉店することになる。その最後の夜、かつての同志が別れを惜しみ集まってくるのだが・・・・。

“あれはあれ” と過去と上手く折り合いをつけている者もいる。ノスタルジーと化し、多少の味付けを施しながら格好の自慢話にしている者もいる。現代の矛盾を口にしながら実は小市民的幸福を享受している者もいる。敗北による喪失感で破綻してしまった者もいる。
主人公はといえば、政治はおろか、ことさら不満めいたことなど語りはしない人物。
誰もがもうあの頃の彼らではない。

この店に香港マフィアに追われた香港女が逃げ込んでくる。
行きがかりで彼女を助けたことにより否応なしにヤクザ同士の抗争に巻き込まれていく主人公。
気が付いてみれば、彼の元に残ったのは女同志(桃井かおり)一人だけだった。

彼は闘う。
・・・・・時代は変わり皆幸せそうにしているが、あの頃俺たちが感じていた矛盾は本当に解決されたのか。何も変わっちゃいないじゃないか。・・・・・
どこぞに置いてきてしまった自分の過去に落とし前をつけなければならない。

この映画のテーマはここにこそあります。決して旧交を温め合う同窓会映画などではありません。
いわんや、Vシネマ調のハードボイルド・アクションでもありません。
という前提をお話した上で次回へ。


この映画をDVDにコピーしようとしたらコピー・ガードが付いていて無理でした。テープは耐久性に問題あり過ぎなため、単にバックアップを取りたいだけなんですけどね。
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by junec1 | 2006-01-18 14:05 | 映画 | Comments(0)