昔TVで観て 「いつかDVDを。」と思っていた映画をやっと買ってきた。
アラン・J.パクラ 監督、ジェーン・フォンダ主演 『コールガール』
なんかですね。最近の映画ファンからは不当な評価を受けている作品です。
彼ら、もう初めから作品の性格理解してません。
あのですねぇ、これ単なるミステリーじゃありませんから。
謎解きなんかより重要なのは、屈折しながら都会で無為な日常を送るこの女性の寂寥感。
これをおもんばかれない人間には一生かかっても理解できない映画。
作り物として面白いかどうか、しか論じないのは何故?
他人の感情にここまで鈍感な人たちが多いわけですか。
それから、
35年も前の映画つかまえて「古い。」とか「古めかしい。」とか。
^^;
当たり前でしょうに。
まるで批評になってない。
「古い。古めかしい。」って言葉は、最近作られた映画を批判する時に使うべき言葉でしょ?
「新しいものほど優れている。」という価値観に立脚しているような、そういう人の批評なんて耳を傾ける気になれんのですよ。 映画は電気製品じゃないんですから。
この映画を、この女性をわかるようになったら大人。
リトマス試験紙のような作品。 と断言してしまおう。