Everyday I Have The Blues

VOW WOW (11) 解散その1

3月21日の川崎クラブチッタ公演。3月28日放送のテレビ番組「キラリ熱熱クラブ」用の公開ライヴです。
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『MOUNTAIN TOP』リリース直前の不安は的中でしたね。
新曲に魅力的なものがなく、どれもこれもパッとしない。煮え切らないんです。やはりLAで録音しただけあって、今までとはどこか違う。曲調もアレンジも軽い。それまでの荘厳さはどこへやら。それならそれで完璧にアメリカンかと言うとそうでもなくて、イギリス時代の尻尾もちらほらと(当たり前ですね。人見元基と厚見玲衣がいる限り)。どっちつかずなんです。まさしくブリティッシュ・バンドが柄にもないアメリカン・ロックやってる感じ。
ベースのMARK D. GOULDもなんとか映ろうと目線がテレビ・カメラ追いますからね。それで他のメンバーのステージング邪魔するようじゃしようがねぇだろ。とんでもないナルシスト。ホントに200人もオーディションしたのかよ。別にこいつじゃなくてもいいだろう。・・・っていう音楽始めちゃったVOW WOWなわけです。

確かに前作『VIBe』でやり過ぎたというか、あそこまで立派な作品作っちゃうとこの先・・・っていう気持ちがメンバー(特に山本恭司)にあったのかもしれません。でもだからって今更アメリカン・ロック風味でもないでしょう。彼らはMOTLEY CRUEやKISSやVAN HALENになどならなくたっていいのです。彼らが目指すべきポジションは、音楽の方向性こそ違えQUEENのようなものではなかったかと。どう聴いてもブリティッシュ。それでいてワールドワイドという、あの感じ。

「キラリ熱熱クラブ」の中のインタビューで山本恭司が「出来上がった『MOUNTAIN TOP』にアメリカのレコード会社から色々オファーが来ていて、今、弁護士と・・・」と語っていますが、それもどうだかなぁ。BOB EZRINという大物プロデューサーがついていても、結局このアルバムはアメリカのレコード会社からリリースされませんでした。
通常向こうで言うプロデュースは、日本で想像するのとは違い、セールス面をも含む仕事。・・・とすると、BOB EZRINの肝煎りであったとするなら、普通に考えてどこかのレコード会社とは契約できるはず。つまり、BOB EZRINはあくまで『MOUNTAIN TOP』のサウンド・プロダクションのみを引き受けたんだろうと想像できるわけです。あの山下達郎(だったと思う)もアメリカ人プロデューサーに「(アメリカ国内での)セールスのことは勘弁してくれ。責任持てない。」と言われ、「いや、サウンド面だけでいい。」と答えたことがあるそう。だとするなら、これって日本のミュージシャンの海外録音によくある話で、たとえBOB EZRINだろうが誰だろうが珍しくも有り難くもない。

アメリカのレコード会社がどこも引き受けてくれない。これがバンド解散の最も大きな引き金だったんだろうと思います。

さて、次回は最後のコンサートを終え解散に至るまでを勝手に推察。
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by junec1 | 2004-11-19 13:28 | 音楽・VOW WOW
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